こんにちは(^^)
今回は「歯周病と糖尿病」、「歯周病と骨粗鬆症」の関係についてのお話です☆
「歯周病」とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯を支える歯茎や骨が壊されていく病気です(>_<)
原因の多くは「歯垢(プラーク)」です!
「歯垢」を取り除かなければ硬くなり、「歯石」に変化し、この歯石の中や周りにさらに細菌が入り込み、歯周病を進行させます。。
☆「歯周病と糖尿病」の関係
糖尿病とは・・・インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖(血糖)をうまく細胞に取り込めなくなり血糖が増えてしまう病気です!
インスリンとは、膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きをします☆
血糖値が高いまま生活を続けると血管が脆くなり、血管と神経に必要な栄養が行き渡らなくなってしまいます!
その為、将来的には心臓病や腎不全など全身の臓器にさまざまな障害が起こります(>_<)
歯周病との関係・・・糖尿病の方は、体内の防御反応が低下するため感染症にかかりやすくなります。。
これは、細菌の感染によって引き起こされる歯周病も当てはまります!
健康の方に比べて約2倍以上も歯周病になるリスクが高いと言われています(>_<)
防御反応低下で歯周病が重症化する、逆に歯周病が糖尿病を悪化させる事もあります!
歯周病原菌から出される毒素が歯肉から血管に入り込みインスリンの働きをさらに低下させてしまいます。。
糖尿病が悪化し、その為に歯周病も悪化する、という悪循環が起こります!
☆「歯周病と骨粗鬆症」の関係
骨粗鬆症とは・・・骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です!
骨粗鬆症になっても通常は痛みはありません☆
ですが、手首の骨や、背骨、太ももの付け根の骨など、転んだりちょっとした事で骨折しやすくなります(>_<)
骨は、骨形成(新しく作られる事)、と骨吸収(溶かし壊される事)を繰り返しています☆
このバランスが崩れる事で骨粗鬆症は起こり、骨がスカスカになってしまいます!
歯周病との関係・・・骨粗鬆症の方は、歯を支えている骨の減少が(健康な方と比べて)早く、歯周病の進行も早く重症化しやすくなります!
歯周病の重症化により、食べ物をきちんと噛む事が困難になれば、必要な栄養素が確保できない、食生活のバランスが悪くなるなどで骨密度が低下してしまう事になります。。
骨粗鬆症のお薬を飲まれている方や注射による治療をされている方は、必ず歯科治療の前に歯科医師にお伝えください☆
抜歯などの外科処置で副作用がでる場合があります!
歯周病の方はもちろんですが、糖尿病・骨粗鬆症の方もお口の健康を維持する事がとても大切です(^^)
歯周病治療が一旦終了した後も定期的に歯科健診を受け、口の中の健康を保ちましょう☆
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2021/08/06
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