こんにちは(^^)
今回は少し昔の「お歯黒」という日本文化のお話です☆
学校で習った事があったり、なんとなく知っている、という人が
たくさんいると思います☆
では、どの時代にどうして流行ったのでしょうか??
「お歯黒」とは文字通り、歯を黒く染める風習です!
「かね」「はぐろめ」「歯黒」「涅歯(でっし)」とも呼ばれました☆
化粧品の一種で、始めは草木や果実を使って染めていましたが、歯の
エナメル質はかなり強い素材なので、そう簡単に染める事はできませんでした!
時代が進み、鉄で染める方法が使われたそうです
奈良時代~江戸時代へと「お歯黒」の習慣は続きました☆
その長い時代の中で、男女のものであった「お歯黒」は女性だけの習慣になり、
上流階級だけのものだったのが、一般庶民に浸透したと言われます!
「お歯黒」をする女性は口元がやわらいで美人に見えたと言われます☆
江戸時代には既婚の女性の習慣、成人を表すものとして全国に広がったそうです!
「お歯黒」は、この時代ではポジティブなものとして受け止められており、
どの時代も美しいもの、何かの印といった意味で使われていたようです☆
そして・・・
お墓や塚から掘り起こされた「お歯黒」の歯には虫歯がほとんどなかったそうです!
また虫歯になってから結婚して「お歯黒」をつけ始めたと思われる女性では、
そのまま虫歯が進行しなかったと言われています(^^)
「お歯黒」には虫歯を予防し、進行を抑える作用があったそうです☆
歯が黒く輝いているほど美人であるとされていた為、毎朝、清掃と塗布を
繰り返していたそうです!!
また、歯垢をよく取り除いておかないと黒く染まらなかったので、当時の
女性たちは楊枝で綺麗に汚れを取り除いていました☆
こうした清掃の努力も虫歯予防になっていたのでしょう(^^)
歴史の中には私たちの理解できない文化がたくさんありますが、昔の日本について
いろいろ学び直してみると面白い事があるかもしれませんね(^^♪
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